「帰らざる日々」 8/27オールナイトで上映


1977年の第3回城戸賞で初の入選作となった
中岡京平のオリジナル・シナリオ「夏の栄光」を、
藤田敏八監督は1972年の夏の部分に焦点をあて、
信州の山の夏の、若々しく力強い日々を瑞々しく描いた秀作。
作家を志しながら、キャバレーのボーイをしている青年が、
6年ぶりに帰郷する電車の中で回想する高校時代の青春の日々を
ノスタルジックに描いたドラマ。主人公の友情に恋、初体験、
そして別れなどが甘くドラマチックに綴られていく。

1978年のキネマ旬報読者選出 ベストテン第1位
(洋画は「スター・ウォーズ」)ということで
当時の藤田敏八監督は大変人気があったことがうかがえます。


『帰らざる日々』
1978年 脚本・監督:藤田敏八 原作・脚本:中岡京平 撮影:前田米造
出演: 永島敏行 江藤潤 浅野真弓 竹田かほり 根岸とし江 朝丘雪路 吉行和子
カラー|35mm|99分 製作・配給:日活